スタジオ音治



両手ボイシングPart 1 

 

以前に両手コードというテーマで書いていますが、その際は左手は3度と7度、右手は①Rootと5度②テンション③アッパーストラクチャーでやっています。今回は左手はルートレスボイシングのA/Bフォームの4音で、右手はオクターブとその間に位置するオクターブに対して5度の音の3音です。以前の両手コードの発展形なのですが、左手は3度と7度を押さえるよりも、A/Bフォームのコードを押さえる方が、体で覚えてしまっているので簡単だったりします。

このボイシングはRed Garlandのブロックコードですが、彼はこれでアドリブメロディーを弾いたりしています。シンプルにコンピングとしても使えるということで、右手のオクターブの音は一番容易なRootか5度として、わたしなりに基本5タイプをまとめてみました。Red Garlandの場合は、ハーモニーとぶつかってもオクターブ音の間は完全5度のまま弾いているケースが多い?そうですが、b5やディミニッシュコードではさすがに半音でぶつかって気持ち悪いので、それらのコードの場合はオクターブに対し減5度とし、また左手と右手のボイシングが離れすぎないようにしてみました。

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Red Garlandは右手はオクターブ+5度のスプレッドのままメロディーを弾いていますので、オクターブをコードスケール内なら他の音に動かしても問題ないです。というか少し動かした方が変化があっていいです。ただし、オクターブの間に挟む音はハーモニーに応じてそのオクターブ音の完全4度や増4度、減5度、完全5度などに変更を加えた方が気持ちがいいかと思います。左手のコードにオルタードテンションを加えた時も右手はそれに合わせて動かす方がいいです。

では実際にコード進行に当てはめてみるとこんな感じになります。いわゆる1625の進行ですが、右手は1・4小節が同じ、2・3小節が同じになります。とてもシンプルです。A7b9はいわゆるA/Bボイシングではありませんが、前小節のC△7と共通音の多いこのボイシングにしています。

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この1625の進行で簡単に動画を作りました。軽い腱鞘炎でオクターブを弾くと右手首が痛むので、今回はMIDIのお世話になりました。最初はシンプルに基本形から、徐々に右手のオクターブを動かして単調にならないようにしています。また、左手は1つの小節の中でもA FromとB Formを使って鍵盤の使う位置を動かして変化をつけています。前半16小節と後半16小節はボイシングは全く同じですが、リズムを変えています。



今回紹介した両手ボイシングは7音構成ですが、重複した音が多いのでそれほど重たくありません。もうすこし軽くしようとすれば、左手の4音の内、下から2番目の音を省けばいいかと思います。さらに洗練させようと思えば、4th Voicingになるのかなと思います。4th Voicingもここで書いたRed Garlandのボイシングと似ているところがあるので、まずはこちらをマスターしたら次は4th Voicingかなと思います。では~。



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ワンパターンのアドリブから抜け出す 

 

最近はキーがFかBbの曲を中心にアドリブの練習をしているので、同じようなコード進行がたくさんでてきます。コード毎にアドリブで使うべき音が結びついてきたので、何となくはそれなりにアドリブっぽくはなってきたのですが、ワンパターン、似たようなフレーズのオンパレードです。特に「枯葉」のように同じようなコード進行が繰り返されてしまうと、あっという間にネタ切れで、弾いていても「また似たフレーズを弾いてしまった」となってしまいます。アドリブが1コーラスならなんとかいけても2コーラスになるともうどうしようもありません。

曲の進行中は、特にミディアムテンポくらいになってくるといろいろと考える余裕はなく、気に入った手癖に依存してしまいがちで、しかもその手癖の引き出しも少ないという致命的な状況です。頭の中で浮かんだフレーズを自由自在に弾ければいいのですが、そこまでのテクニックがなく指で音探しをしてしまうので、ストップ・アンド・ゴーになってしまい曲になりません。

そこで、この状況を少しでも打開していくにはどうすればよいかを考えながらいろいろと弾いているのですが、各フレーズの弾き始めの音やパターンを意識的に変えていくというのがひとつの解決法のようです。同じコード進行があったとして、一度目は3度の音で始めたら、二度めは7度の音で始める、一度目はスケール中心でいったら、二度目はアルペジオ中心でいく、一度目は上りラインでいったら、二度目は下りラインでいく、などこんなことを意識的にやっていけばワンパターンから抜け出せそうです。譜面に方針のメモだけしておくのもいいかもしれません。弾き始めの音については、3度7度以外にも9度もいいし、M7や7なら#11から始めるのも結構いいです。もちろん1度や5度も使えます。アドリブの練習本に書いてあるターゲット音って結局こういうための練習なのだなと改めて認識しました。

意識的にこういうことをしていると引き出しの中身も少しずつ増えてくるように思います。もちろんひらめいたメロディーをすぐに指に落とせる練習もしていかないといけないですが、こちらはまずはスローな曲からかなと思います。



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腕に自由を! 

 

目から鱗!ピアノを弾く時は肩を一度まわしてから弾くと腕が自由になるんです。これちょっとびっくりです。



わたしも手首を痛めてしまったので、いろいろ体の使い方を調べていてこの動画を見つけました。わたしの場合、椅子の後ろに物があったため、椅子とピアノが近く狭い状態で鍵盤中央あたりで右手首を外側に無理に曲げてコードを弾き(左手で低音部のROOT音をオクターブで弾いて)、歌の練習を長時間していたのがいけなかったようです。こんな感じですが適当に書き過ぎました(笑)
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ちなみに1月初旬に痛めた後、整形外科に行きましたが、軽度だったためか使わないようにというだけで治療なし。湿布とサポーターをしていても全然治らないので、2月から整骨院に通い、音波や低周波、整体をやっていただいてよくなってきていたので、もう大丈夫かなと3月中旬頃にアクセントの練習をしていたらまた痛みがでて、それからはそっとタッチでピアノは練習しています。かなり欲求不満です。

先日ロキソニンSゲルっていう消炎鎮痛剤の塗り薬を買ってみたのですが、これはなかなか効きます。いま痛みがなくなり、違和感程度になっています。

やはり体が痛くなっては元も子もないので、こんな本も買ってみました。現在お勉強中です。。。




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鍵盤ハーモニカ 

 

先日ジャムセッションで鍵盤ハーモニカを持ち込んでみました。メーカーによってピアニカとかメロディオンとかって呼ぶやつです。ドレミマークのシールが貼ってある子供のお下がり品(笑)。ジャムセッションではいつもはボーカルだけなのですが、やはり少し何か楽器で加わりたいというのと、スキャット代わりにも使えるかなと思ったのでやってみました。

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完全アドリブでやってやろうと1週間前から練習していていけそうな感触を持っていたのですが、前日になるとついつい不安になりメロディーの基本構成を固めてしまいました。ところが本番では、かなり緊張してしまったこともあり、メロディーが半分以上飛んでしまい、結局半分はアドリブに・・・。ただ、メロディーを準備しておいた部分は思い出しながら弾くので勢いがなくなってしまうのですが、アドリブで思いっきってやった部分は音やリズムを多少はずしても勢いはでていました。記憶力も年齢とともに低下しているのもあり(涙)、やはり今後はアドリブで頑張ろうと思いました。

鍵盤ハーモニカって結構息が乱れて演奏した後はすぐに歌えないので、アドリブの後はピアノのホストの方に1コーラスアドリブをとってもらった後に最後の1コーラスを歌って終了しました。ピアノとは違い、両手で弾かなくてもよく(両手使う奏法もある)、メロディーに集中できるので、これはいいって感じです。音がもう少しハーモニカみたいに枯れてくれると更にいいのですが・・・

日本でも海外でもジャズで鍵盤ハーモニカを使っている人は結構いるのは知りませんでした。こんな感じです。



もう少し子供のお下がりでやってみて、今後も続けそうなら上級品でも買ってみようかと・・・



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テーマのフェイク 

 

ジャズスタンダード曲のテーマは譜面通り演奏することはなく、ほぼ必ずフェイクして演奏します。ボーカルかピアノやギターといった楽器かにかかわらず、必要になるテクニックです。わたしの場合は、YouTubeなどでいろいろな人が演奏しているのを聴いて参考にしたり、練習段階で歌ったり楽器を適当に弾いている内に気に入ったパターンが出てくるので、それを使いながら本番の演奏中に即興も加えてやっています。最初のテーマと最後のテーマはかなり色を変えるべきなのですが、実際には似たようなフレーズになっていることが多いです。ジャムセッションなどで上手な方の歌や演奏を聴いているとやはり後のテーマは更にフェイクで崩して演奏されていますので、盛り上がります。わたしも、もう少し即興で対応できるパターンを増やさないといけないと思っています。

そこでフェイクを整理しておこうと思います。まず、フェイクにはリズムとメロディーがありますが、まずリズムの場合は、4分音符のものを8分にして前とか後ろに休符を加えたり、3連符や2拍3連にしたり、音符自体を前や後ろにずらして、アンティシペーションやシンコペーションを使ったり、1拍目のものを休符を入れて3拍目の裏から始めたりします。またテーマは似たようなモチーフを繰り返す場合が多いですが、常に同じ譜割りではおもしろくないので、最初に出てきたときは1拍目の音をアンティシペーションで前に食ったとしたら、次に出て来たら後ろにずらし2拍の裏から始めるなど、バラエティーをつけると変化がでます。最初は意識して練習してこれをやらないと同じようなパターンが続いてしまうことになります。わたしもジャムセッションで準備不足でよくそのパターンにはまっています。

次にメロディーですが、アプローチノートを入れる、経過音を加える、音程を入れ替える、オクターブに飛ぶ、3度上や6度下などにする、オブリガートを入れるなど、いろいろとあります。アプローチノートのよくあるパターンはターゲットノートの半音下からアプローチする、スケール上の1音上からアプロ―チする、その2つを組み合わせるなどがあります。経過音は、離れた2音の間をスケールを用いてつなぐパターンが多いかと思います。また、音程を入れ替えるパターンも結構よくあります。ソ・ドというのをド・ソとして演奏するなどです。オクターブにメロディーを飛ばしたり、いわゆるハモリのラインとなる3度上や6度下にメロディーを変えたり、スケールを使ってオブリガートを入れるのもよくあります。なかなか本番で冒険的な音を使えないので、事前にある程度準備が必要だと思います。

フェイクも楽器とボーカルでは違うところがあります。ボーカルの場合は、楽器の場合と違い歌詞がありますので、歌えなければいけません。英語の歌が中心でしょうから、音節(シラブル)の途中で切るようなことのないようにしないといけません。それと楽器だとその鍵盤やフレットを押せば音がでますが、ボーカルの場合は音域的にまた音程的に音がとれるかということがあります。例えば裏声を使っても出ない音は無理だということもありますし、例えばC7のコード上で、レのbや#(b9や#9)、ファの#(#11)、ラのb(b13)などの音が取れるかという問題もあります。

フェイク次第でかなりかっこよくなりますし、アドリブの基本でもありますので、きちんと取り組まないといけないなと思っている今日この頃です。


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